概要
上着を羽織っても、寒いと感じる季節になりましたね。
鳥取県は緯度が低い割に、冬の寒さが厳しいので困ったものです。
かく言う筆者は寒さにはめっぽう強いので、鳥取県の冬は全然平気です。
それでも、冬になると暖かいご飯と美味しいお酒でお腹の中から温まりたくなるものです。
そこで本日は、地元の食材と豊富なお酒の種類、それにアットホームな雰囲気でお腹も心もぽかぽかにしてくれるお店、「地菜和食庵」さんのご紹介をさせて頂きたいと思います。
詳細
「地菜和食 庵」は、米子駅前、朝日町、両三柳、松江に姉妹店を持つ四季庵グループの系列店で、職人さんの腕で磨き上げられた地元鳥取県の新鮮な食材をリーズナブルな価格で楽しめると話題のお店で、お財布事情が芳しくない筆者にとってこの上なくありがたい!と、お腹をすかせて意気揚々とお店に向かいました。
お店は、角盤町・朝日町の目抜き通り、公会堂のちょうど裏のあたりに建つカクバンビルの二階にあります。
同じカクバンビルに入っている「ホテルカクバン」とは入り口が隔てられており、外階段から二階に上がれるようになっているようです。(ホテルカクバンとは提携を結んでおられるらしく、ホテルカクバンに宿泊の場合、格安で「地菜和食庵」の料理が食べられるというのも魅力的ですね。)
カクバンビル前について、まずその店構えのおしゃれさに驚きました。
大きく店舗外壁にかけられた看板と、店内から漏れる暖色系の照明が高級料亭を思わせる作りになっていて、一瞬お財布の中身が心配になりましたが、意を決して外階段を上って店内へ。
自動ドアをくぐると竹をイメージして作られたおしゃれな照明と、笑顔の素敵なお姉さんが元気いっぱいに、でもおしとやかに出迎えてくれました。
店内は掃除の行き届いた清潔感のある内装で、落ち着いた雰囲気が漂っています。少し緊張しながら店員さんにオススメの部屋を案内してもらうと、なんとそこには夜の朝日町の通りを眺められるテラス席が!
この時期では少し寒いですが、夏なんかは夜風に当たりながら食事を楽しめるそうで、田舎者の筆者はそういった都会的なおしゃれ感に弱いのでしばらくそのテラスではしゃいでしまいました。
テラスで夜の街の雰囲気を堪能して、早速料理を注文することに。
メニューを見てみようと机の上に目を向けると、なんとそこには筆者の名前が書かれたお品書きが!
そういった、お客様一人一人を真剣にもてなそうとしてくれる姿勢が垣間見えるととても嬉しくなりますよね。
このお店のご飯は間違いなく美味しいという確信を持ってメニューを開くと旬の食材を使った料理がずらり。
甘エビの天ぷらや、~や~など、境港産のとれたて海産物から、大山地鶏を使った豊富な鶏肉料理がたくさん載っていました。
あまりにもメニューがボリューム満点なのでオススメを店員さんに聞いて見ると、大山地鶏を使ったとりすき鍋が絶品とのこと。
以前焼き鳥の修行をしていた筆者は鶏肉料理には目がないので食い気味にじゃあそれをお願いしますと注文して、他にも~や~など料理名を聞いただけでよだれが出そうな料理を頼んで、これまた種類が潤沢なお酒のメニューから~を注文してワクワクしながら料理を待ちます。
筆者が取材に訪れたのは土曜日。
満席とのことだったので、だいたいこういう時は料理の提供に時間がかかって待たされてしまうのが常ですが、注文してから2分も経たないうちに飲み物とお通しが到着。
少し待つ腹づもりでいたので、「はやっ!吉野家か!」と思ってしまいました。
お通しは季節の食材によって不定期で変わるらしく、今日は筆者の大好きな~で、お通しとは思えないボリュームとクオリティで、のっけから楽しませてくれます。
料理の提供スピードはその後も衰えることはなく、お通しを食べ終わると同時にとりすき鍋の用意を持ってきてくれました。
とりすき鍋はただ普通のすき焼きのように具材を煮て食べるだけのものではないらしく、食材の味を楽しめるように、初めは鶏肉と九条ネギをすき焼き鍋で焼いて食べるのがオススメとのこと。
焼き加減などが少々難しいらしく店員さんが目の前で調理してくれるとのことなので、お言葉に甘えてモモ肉と九条ネギを目の前で焼いてもらいました。
お腹がペコペコということもあり、目の前でお肉がジュージューと音を立てて焼かれているのはある意味拷問のようでしたが、気さくな店員さんとおしゃべりを楽しみつつなんとか耐えしのいで、ちょうどいい塩梅に焼きあがった大山地鶏をいざ実食!
パリッと焼きあがった皮面とジューシーな九条ネギの香りが口いっぱいに広がって、もう最高としか言いようがありません。
でも、勢い勇んで鍋の中のお肉をすべて平らげてはいけません。ここからがとりすき鍋の本領発揮となります。
香ばしく焼きあがった九条ネギと大山地鶏に特製の出汁を投入してグツグツ煮ることによってさらに美味しさがアップするのです!
しばらくグツグツと鍋が完成するのを待つ間も手持ち無沙汰にならないようにコンスタントに料理が運ばれてくるので、お腹がぺこぺこな筆者にとっては文句なしだったのですが、一緒に食事をしていた友人は、じっくり完成を待って、楽しみにしてから食べたいとのこと。
料理の提供スピードが速いのは嬉しい限りなのですが、ゆっくりのペースで食べたい方にとっては少しせっかち過ぎるかもしれませんね。
閑話休題。
ネギがくたくたになってきたら食べごろとのことなので、ネギが少し小麦色になってきたのを見計らって、といた生卵に通していただいてみると、甘辛い出汁に九条ネギの甘みと大山地鶏のしっかりした風味が加わって、美味しさのあまり口の中でよだれの分泌が止まらなくなってしまい(お食事中の方、失礼いたしました)、ご飯が進んで進んでしょうがなかったです。
その後もとりつくねや胸肉、焼き豆腐やしらたきなどすき焼きの定番具材を追加してとりすき鍋を堪能しました。
締めにはおうどんが付いていて、肉や野菜の旨味がたくさん滲み出た出汁にうどんを投入して頂いたのですが、それにしてもすごいボリューム。
他に料理をつまみながら食べたとはいえ、お腹がいっぱいになった筆者は、お腹に使える脂肪がより一層増した気がして少しブルーになりましたが、美味しかったのでいいのです。その時幸せなら何だっていいのです!(未来の筆者へ。ごめんなさい)
そのほかでは、骨つきのモモ肉を炭火でじっくり焼き上げて、ニンニク胡椒でスパイシーに味付けされた「骨付鳥」がとても美味しかったです。
酒飲みの筆者にはちょうどいいスパイシーさだったのですが、友人は少し辛かった模様。
小さなお子様には少し早い、大人の味かもしれませんね。尚、かなりふんだんにニンニクを使用しているそうで、食べた後にチューできないらしいのでカップルで来られる方はその後のことに備えて要注意です。
さて、美味しかった料理を挙げだすとキリがないのでこの辺りにして、お腹がいっぱいで冷静になったタイミングでお店の雰囲気をレビューしていきたいと思います。
まず席数から。
全室個室で、仕切りを取り外せば50人規模の大宴会も可能とのこと。隣り合わせのカップルシートも2部屋あり、女性同士にも人気だそうです。
前述したテラス席も魅力的ですし、大宴会から、少人数まで、他のお客さんの気配をきにすることなく食事を楽しめるのはとても嬉しいですね。
しかし、筆者の体感ですが、個室を隔てる取り外し可能な壁が少々薄く、隣のお客さんが騒ぐ声が少しうるさいなと感じました。
また、近くの部屋では大規模な宴会を開催されていたようで、酔っ払ったお客さんが廊下にたむろしていたりして、少しガラの悪い雰囲気だったので、もう少し、店側からのアナウンスがあったほうがいいのかぁと思いました。
次に以外にそのお店の質が出てくるトイレですが、文句のつけようがないくらい綺麗に掃除されており、男性用のトイレはシックな黒、女性用のトイレは清潔感のある白でスタイリッシュにまとめられているお手洗いでした(女性用トイレはちゃんと誰も入られていない時に、お店の許可をもらって覗かせてもらってます)。
女性用トイレは広々とした個室が二つあり、手洗い場が個室の外にも備え付けてあったので、トイレ渋滞の心配はなさそうです。
女性用トイレはそこまで細かく見ることができなかったのですが、男性用トイレの手洗い場にはマウスウォッシュや綿棒、糸ようじなどが完備されており、まるで品のいい高級ホテルのように隅々までおもてなしが行き届いているなぁと感心しました。
次は店員さんの雰囲気。
前述の通りみなさんテキパキと接客や配膳をこなしておられて、時にはお客さんと談笑しながら楽しそうに働いていらっしゃいました。
従業員の方の雰囲気がいいお店は、筆者の乏しい経験上ですが間違いなくいいお店なので、みなさんをきっと、温かい気持ちにさせてくれると思います。
さて、拙いご紹介だったと思いますが、お店の雰囲気はつかんでいただけたでしょうか?
筆者はお腹も心も大満足で、お会計の時も散々飲み食いしたのにも関わらず、「さて、二軒目にいきますか!」とお財布に閑古鳥が鳴いている筆者でさえ言えるほどの値段で、学生さんにも優しい料金設定になっています。
帰る時には、わざわざ靴箱から靴を出して玄関に並べてくださっていて、とても気持ちのいい笑顔に心の篭った「ありがとうございます」でお見送りをしてくれました。
最初から最後まで、お店の雰囲気でも、料理でも、店員さんの笑顔でも楽しませてくれる「地菜和食庵」さん。
是非一度、足を運んでいただきたいと思います。
きっと、またいきたくなること間違いなしです。
名称 | 地菜和食 庵 |
主な業務内容 | 飲食店営業 |
代表者 | |
創業 | |
年商 | |
資本金 | |
従業員数 | |
住所 | 鳥取県米子市角盤町2-10 カクバンビル2F |
TEL | 0859-37-3332 |
公式サイト | http://www.shiki-enterprise.com/an/index.html |
営業時間 | 18:00~24:00(L.O.23:30) |
定休日 | 年中無休 |
駐車場 | 無し |
煙草制限 | 分煙(煙が流出しないように仕切り・壁があります) |
カード利用 | |
商品・サービス | 焼鳥・お酒 |
シロ
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