鳥取県倉吉市から山田三毛猫さんの登場
コンセプトムービー
山田三毛猫さんの活動
自己紹介
メス猫?オス猫?
黒猫でもなくトラ猫でもなく、三毛猫としてやっているのは、縁起物という意味もあります。三毛猫の招き猫なんです。
販売場所や時間帯
この形になって7年
焼き芋のメニューや価格
この辺りのお芋より単価は倍くらいしますが、良い芋を使っています。僕はこの芋がナンバーワンだと思っています!
夏場の猫スーツ
夏の昼間は無理ですね、夜間だと結構やれましたけど。
昔は夏の夜はラーメン屋台をやっていたんです。今も夜売れるものがあればとは思いますけど、やっぱり夏の夜にこれは、見てる方が暑いでしょ(笑)
飲食やトイレはどうしているの?
食べるものも、汁気がなければ大丈夫です。汁があるとどうしても汚れちゃうから。焼き芋みたいに一口でぱくっと食べられるものなら大丈夫です。
走るのも、10mくらいなら大丈夫かな。それ以上走るとやる気がなくなっちゃうので。精神的な面が大きいかもしれない(笑)
一緒に写真を撮ろう
猫スーツの制作について
需要自体はかなりある
ただ、世の中にはフェラーリ買う人だっているんだから、買う人は買うのかな?
今までは自分用で作っていたので、自分が使いやすいようにと自由にやってきたけど、案外皆さんにも気に入っていただけるもので良かったです。
きちんとした業者さんが作ると、色々な経費がかかって高くなるけど、僕の場合は一人でやっているのでそういった面ではリーズナブルではあるかもしれません。
納期や価格について
猫以外の動物も制作可能
まだ作っていない分では、ニホンアマガエルのオーダーがあって、どう作ろうかなと(笑)皮膚はファーでとの要望で、構想を練っています。
ただ、今も猫スーツは進化中ですよ!子供たちには指が出ていることとか、通気口があることを言われるんですよ(笑)子供の意見も真摯に拝聴しています。これからはそこの改良が課題ですかね。
自然な毛色になるように心がけている
鳥取県各地に猫が出現
山田三毛猫さんの素顔
幼少期・学生時代について
元々親父が大工でものを作っていました。爺さんはチャラ男で、派手な仕事をやっては辞め、というタイプだったので、周りからは爺さんに似ていると言われていましたね。
定職にはついていなかった
猫を選んだ理由
ただ、商売に活かすとなると、猫の方がマーケットは大きいと感じています。
猫好きの人って、猫ってだけで可愛がってくれるんですよ。犬好きは全員という訳ではないけど、往々にして自分の犬だけが可愛いってタイプが多い。
個別に可愛い、他所の犬がライバルになってしまうような気がします。猫は飼っていないけど好きって人も多いし、アイドルみたいな存在ですかね。
最初は不気味がられた
昔と比べると着ぐるみのクオリティーも全く変わってきました。
猫の鳴き声、できますか?
嬉しかった出来事・思い出深いエピソード
嬉しかったのは、この前も神奈川から、猫に会いに来るためだけに来られたご夫婦がいらっしゃって。しかも2回目!他にも香港やシンガポールなどの東南アジアから会いに来てくださる方もいて、嬉しいですね。
7年もやっていると、最初に会ったときはこんなに小さかった子と、大きくなって再会することもあって本当に嬉しく思います。
失敗談や面白エピソード
昔土曜日の営業でこの姿で行ったとき、子供のように怖がるおじさんもいましたね。まぁ夜にこの姿だと必ず驚く声が出てしまうので、今は夜バージョンとして違う姿でやっています。
ブログやSNSを積極的に運用
低予算で全世界に情報発信できるというのが良かった。もちろんテレビはテレビで一瞬でも光を浴びることができるし、ネットの環境にない人にも見てもらえるという利点はありますけど。
僕の失敗作を見てアドバイスをくれる人がいれば、その人の脳も使って良くしていけるってことじゃないですか。双方向のやり取りができるのがインターネットの良いところですね。
猫だけではなく女性にも変身!?
酔っぱらった人からみると美人らしいですよ(笑)ただし暗くて、程よく酔っぱらってもらっていた方がいいので、出勤は21時頃から(笑)
山田三毛猫さんにとっての変身すること
それは恥という意味ではなく、照れないのか、という意味で。でもね、だって中身見えないじゃん!きっと、自分じゃない自分になる感覚や楽しさ、開放感が、恥ずかしい気持ちよりも上回るんだと思います。
僕の場合は商売が絡むので、少し緊張感はありますけどね。
若者へメッセージ
そこから始めて慣れてくると、誰も自分のことを知らないという社会を歩くのに慣れてくると思います。
地域の話
倉吉の魅力
美味しいものもあるし、こだわっているし頑張っている。能力はめちゃあるんです。でもそのアピールが下手だと思います。押しつけがましくない、控えめすぎるくらいのあたたかさが、他所の人には分かりにくいのではないでしょうか。
それを上手に伝えられたら、ここに住んでくれる人も多くなるんじゃないかな。良いところを知らしめる技に長けた人がいないと。ポテンシャルは高いと思いますよ。
機械いじりや日曜大工が好き
気分転換といえば機械をいじったり日曜大工をしています。生活空間で何かを改善していくのはめちゃめちゃ楽しいですね。
最後に
今後の夢や目標
長期的な目標としては、僕の今やっていることを、誰かに教えて、繋げていくことです。それは技だけでなく、考え方や物事の捉え方も含めてですね。悲観的ではなく、どうやっていくかというところ。考え方って能力だと思うんですよ。それがあればすべて解決していける。負けない、生き残る技術です。
今は悲観的な人が多すぎて、それが出ているのがネットの悪いところでもあります。
もっとポジティブな意見を広げていきたいです。人間の英知を集めるって、そういうことじゃないですか。
読者にメッセージ
焼き芋販売/猫スーツ職人
鳥取県倉吉市在住
1958年3月9日生まれ
幼少期は活発な方ではなく、一人遊びが好きだった。かすかな記憶を頼りに思い出す、買ってもらったダンプカーのおもちゃを持って、近くの工場で黙々と遊んでいるような子供だった。思えば、この頃から他人とはどこか違ったのかもしれない。
父親が大工で職人、祖父はチャラ男で定職には就かないような男だった。足して2で割れば自分になる。
動物好きで、猫も犬も飼っているような家だった。どちらの良さも知っている。犬は犬同士の可愛さの勝負になる。猫は他所の猫も可愛がる。
祖父のように定職に就かず、雇われが性分に合わなかった山田は、猫の姿に化けて商売を始める。
最初は不気味がられ、不審に思われた。前例がないからだ。それでも可愛さを追求する。より猫に近づくために。
山田の商売はインターネットを中心に話題となる。県外からの取材依頼も来るようになった。
やがて、遠くからもお客さんが来るようになった。山田の存在がある種の観光資産となったのだ。香港やシンガポールなど、海外からも山田に会うためだけに鳥取県を訪れる強者まで現れる。
今後は自分のやっている事を誰かに教えて継承していきたい。それは技だけではなく、物事の捉え方や思想だ。
恥ずかしがる事はない、誰も自分なんて見ていないのだから。何でも成れる。
人間ならざる者に化ければ化ける程、逆に人間らしさを取り戻せる気がした。
blog
http://sirokurotyanoneko.livedoor.blog/
twitter
https://twitter.com/ZeroZero93
インタビューを終えて
山田三毛猫さん、ありがとうございました!
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