米子市東倉吉町ある、本格的なバーの雰囲気を気軽に楽しめることができるBar
easy F。通称"F"の店長である梶谷耕司さんにインタビューをさせていただきました。
コンセプトムービー
ついに第5回目を迎えました。「鳥取×働く人 vol5」はBar
easy Fの店長、梶谷耕司さんです。本日は宜しくお願いします!
今回のインタビューのオファーは事前にお願いしていたのですが、他の記事を熟読されて今回のインタビューに臨まれているようですね(笑)
上手く答えられるか心配だったので、用意しています(笑)でも、案外皆さんライトな雰囲気でインタビューされていますね。
はい、あまり堅苦しい雰囲気でするつもりはありませんのでご心配なく。特に梶谷さんの場合は(笑)
米子市東倉吉町、咲い地蔵すぐ側にある黒い外観のお店がBar easy Fだ。
まず始めに、Bar
easy Fの紹介を簡単にお願いします。
米子市東倉吉町、咲い地蔵すぐ側にある黒い外観のお店がBar
easy Fです。
フードメニューも豊富に取り揃えており、コースなど最大50名様でのご利用も可能です。
Bar
easy Fの客層を教えてください。どんなお客さんが多いですか?
20代~30代の方など、若い方が多いですが40代以上の方もお越しいただいています。男女比は同じくらいの比率だと思います。
どのような利用シーンが多いでしょうか?バーですので、やはりお食事の後など、遅い時間の方が多いですか。
フードメニューの方も豊富にご用意させてもらっているため、早い時間にお食事を召し上がりに来られるお客様も多いです。お食事だけの方も大歓迎です!
メニューを見させてもらうと、確かにフードメニューが多いですよね。注文してみたいお料理がたくさんありました。
もちろん、遅い時間まで営業しておりますので、2次会、3次会でご利用される方もたくさんいらっしゃいます。
また、お酒を飲まれるお客様ばかりではなく、ノンアルコールのお客様もとても多いんですよ。
ノンアルコールのお客さんも多い
はい、意外に思われるかもしれませんがいらっしゃいます。
お友達の付き添いで来られたりですとか、会話や時間を楽しみに来てくださっています。ありがたい事に、お店の楽しみ方をそれぞれ見つけてくださっています。
私も、アルコールはそんなに得意な方ではないので、ノンアルでも居やすいバーというのは、魅力的に感じます。お洒落なお店ですと、何かアルコールを注文しないといけない雰囲気があるというか…。
とんでもないです!お客様それぞれにお店の使い方、楽しみ方があって良いと思うのです。
結婚式の2次会での利用など、貸切は可能でしょうか。
やはり、金曜日や土曜日など、週末のほうがお客さんは多いですか。
そうですね、どちらかと言えば週末の方が多いと思います。
ということは、カウンターで梶谷さんとゆっくりお話をしたい人は、平日に来た方がいいということでしょうか(笑)
平日の方がゆっくりと話をする時間はあるかもしれません(笑)
聞かれることが多いかもしれませんが、「
easy F」の名前の由来を教えてください。
Bar
easy Fは「BAR 福島」の姉妹店なのですが、より「気軽に」「ライトに」バーでお酒を楽しんでいただけるお店、というのがコンセプトになっています。オーナーである福島のFを使って
easy Fという名前になりました。
以前は一バーテンダーとして、スタッフとしてBar
easy Fで勤務されていた梶谷さんですが、現在はBar
easy Fの店長になられました。
店長になる前と今とで、変わった点や今後成長していきたいことがあれば教えてください。
いろいろとやらなければいけないこと、見なければいけないことが増えたように感じます。
店長の名に恥じぬように、自分自身のスキル向上に励み、より良いお店にしていけるよう努力していきたいと思います。
店内は広く天井も高い。ゆっくりお酒を楽しむには、うってつけの空間。
福島グループとは
グループ概要
先ほど本店のお話が少し挙がりましたが、福島グループについて少し紹介をお願いしてもいいですか。
グループ全体で現在は3店舗あります。昨年20周年を迎えた本店「BAR 福島」をはじめとし、「Y's 269(ワイズ269)」と「Bar
easy F」はその姉妹店となります。
同じグループと言っても、バーテンダーも違えば広さも違います。各店舗毎に特色があって面白いですよ。
お店それぞれの魅力・特色など
店舗毎の魅力・特色について、もう少し教えてください。
オーセンティックなバーである「BAR 福島」。「Y's 269」と「
easy F」は食事を食べながら、レストランバーとしてのご利用ができるのが特徴です。
レストランバーとして
フードの話は先程も挙がりましたが、グループ全体で何かそういったコンセプトをお持ちなのでしょうか。
確かにほかのお店もフードは提供しております。
実は、バーテンダーや料理人によって提供するものは違い、どの店舗に行ってもそれぞれの味を楽しむことができます。
インタビュー、取材時に出してもらったノンアルコールカクテル。
バーテンダーとしての梶谷耕司さんに迫る
バーテンダー歴、キッカケなど
ここからは、バーテンダーとしての梶谷さんを掘り下げていきたいと思います(笑)
梶谷さんのバーテンダー歴はどのくらいですか。
25歳にこの世界に飛び込んだので、約5年になります。
バーテンダーになろうと思ったのはいつ頃でしょうか。何かきっかけはありますか。
24歳の時、初めて一人でバーに行ったんです。その時に、こんな世界もあるんだ!と興味を持ってこの世界に飛び込みました。
高校を卒業してから販売業をしていたのですが、飲食店は初めての経験でした。
確かに接客そのものは初めてではなかったのですが、飲食店…特にバーテンダーとしての接客は特殊で、初めて経験するような事の連続でした。
バーテンダーは楽しくてやり甲斐のある仕事
ですが、梶谷さんは楽しそうに仕事をしていらっしゃいますよね。
はい。バーテンダーの仕事を始めて、以前の仕事では感じることの出来なかった「仕事が楽しい」という思いを、日々感じられるようになりました。
楽しんで仕事をしていらっしゃる梶谷さんですが、バーテンダーという仕事をされていて、やりがいを感じる時、嬉しい瞬間はどんな時でしょうか。
一度来られたお客様がまた来店された時、僕の名前を覚えていてくださって、呼んでいただけた時ですね。そして、お客様にありがとうと言われる時。
この二つは本当に嬉しいですね。
バーテンダーという仕事は、正直とても地味なものです。ただそれ以上に、とてもやりがいのある仕事だとも感じています。
逆に、バーテンダーをしていて何か失敗談があれば、お聞かせください。
しょっちゅう失敗していますよ(笑)
仕事の失敗もありますし、お客さんを楽しませようとギャグをやってスベるし、あと失敗談というわけではないのですが、しゃべり方なのか仕草なのか、オネエ系だと勘違いされる事がよくあります。全然そんなことないんですけどね(笑)
バーテンダーにとって最も大事なこと、とは?
バーテンダーにとって、「最も大事なこと」は何だと思いますか。
お客様からの信用だと思います。やはり、安心して飲んでいただくことが一番大事だと思います。
私はお酒は詳しくないのですが、お酒の名前や作り方はすべて暗記されているのでしょうか。
そうですね、福島グループに入ってから色々勉強させてもらいました。
ですが、作る頻度が少ない珍しいお酒ですと、たまに不安になってしまう事もあります。そういう時はカクテルブックでカンニングすることもあります(笑)すいません。
広い店内に灯る。
師匠からの教え「言葉の重さ」
梶谷さんに「師匠」のような存在の方はおられますか。また、その方に教わったことで、梶谷さんが大事にしていることはありますか。
はい、います。
その方からは多くの事を教わったのですが、ここで一つ挙げるとするならば「言葉の重さ」でしょうか。
もちろん、あらゆる場面においてですが、お客様に対してが一番ですね。自分が思っていなくても、言葉で人を傷付けてしまうこともあります。
しかしながら、逆に言えば幸せにすることだってできると思うのです。僕が大事にしていることです。
あまりプライベートな質問はしない
言葉に関連しまして、お酒を作るだけでなくお客さんと会話することもお仕事の一つだと思いますが、何か心がけている事、気をつけている事があれば教えてください。
あまりプライベートな質問はしないということでしょうか。
なるべく聞き手にまわって、お客様が話したいことを聞く、ということに徹しようと心がけています。
プライベートでもお酒は好きですか。元々好きだったのでしょうか。
はい、好きです!とは言っても、25歳までウイスキーは飲まなくて、ビールと日本酒しか飲んでいませんでしたが(笑)
この世界に入ってお酒の勉強をして、よりお酒は好きになりました。
アルコールを出すお店ですので、お客さんが泥酔してしまう、潰れてしまう事もあると思います。そういった場合はどのように対応されていますか?
まずは、水を飲んでいただくように促します(笑)
そしてお帰りの交通手段をお伺いします。まずは、とにかく水です!
ぶっちゃけ、バーテンダーってモテますか?
ぶっちゃけ、バーテンダーってモテますか?(笑)世間ではモテるイメージがあると思いますが、個人的に気になるので教えてください。
色々な方とお話しをする機会はありますが、彼女は出来にくいかもしれませんね(笑)
ギャグ・モノマネを披露してくれる梶谷さん
- 斜め上を見ながら1分近く悩む梶谷さん -
よし!!!!バーテンダーらしいのを!
「マティーニは、ちょっとまってぃに!(待ってね)」
皆さん、いかがでしたでしょうか?(笑)
また、梶谷さんは千原ジュニアのものまねがお得意ですので、ご来店される方は是非モノマネを振ってあげてください(笑)
バーテンダーを目指す方へ
バーテンダーを目指す人、梶谷さんみたいになりたいという人に、メッセージがあれば聞かせてください。
やるのであれば、本気でやってほしいですね。中途半端な気持ちでやっても、続かないと思います。
お客さんと談笑する梶谷さん。
バーについて
バーテンダーが想う・考えるバーとは?一般人とは異なるプロの視点ではどう考えているのか、気になる質問を投げかけてみました。
バーで通ぶれる振る舞いや言葉
バーで通ぶれる、「この人お酒に詳しいな」と思われる振る舞いや言葉があれば教えてください。
うーん、それは正直お勧めしませんね。通ぶってしまうと、後からボロが出たりします。名前間違えちゃったりとか。
お連れ様にかっこいいところを見せたいのであれば、好みだけ伝えて、後はバーテンダーに丸投げの方がかっこいいと思いますよ。
バーと聞くと、飲み慣れていない方にとっては敷居が高いと感じられる方も多いのではないでしょうか。お店や梶谷さんの方で、何か工夫されておられることはありますか。
そうですね、お店によって色々工夫はされていると思いますが、僕はそういったお客様にも積極的に話しかけますので、どうぞ一度お店にいらっしゃってください。
「バーに来て飲む」ことの意味や価値
少し抽象的かもしれませんが、「バーに来て飲む」ことの意味や価値って何だと思いますか?
おそらく共通するのは“時間”ですかね。“時間を楽しむ”事だと思います。味やお店の雰囲気ももちろんですが、何より楽しい時間を過ごせること、ではないでしょうか。
ドリンクはインスピレーション
ドリンクのメニューが豊富にある中でも、「お任せ」と注文される方も多いかと思います。
お任せの場合、お客さんのどこを見てお酒を選び作られているのですか。常連の方だと、ある程度好みもわかると思いますが、一見さんの場合はどうされているのでしょうか。
簡単な味の好みや普段飲むお酒、苦手なものをいくつか質問させていただきます。
あとは、インスピレーションです!
お客様の好みに合ったドリンクを提供してくれる。
今後のeasy Fの目標、梶谷さんの目標
これからもお客様に満足していただけるよう、自分自身のスキル向上に励み、Bar
easy Fををより良いお店にしていけるよう努力致します。
メッセージ
最後にこのページを見ている読者の方、梶谷さんのファンの方にメッセージをお願いします。
お店に「Bar」と書いてあると、ちょっと入りにくいイメージをお持ちの方が多いと思います。そういう方にこそ、是非一度当店に来て頂きたいですね。
美味しいカクテルや料理はもちろんの事、お一人でもくつろいで頂ける空間をご用意してお待ちしております。
鳥取×働く人 vol.5はBar
easy Fの梶谷耕司さんでした!ありがとうございました。
梶谷 耕司(かじたに こうじ)
1988年7月7日生まれ
福島グループ Bar
easy F 店長兼バーテンダー
25歳からキャリアスタート、現在5年目。本格派のバーテンダーとしての豊富な知識や技術はもちろんのこと、その明るいキャラクターでお客さんに愛される。
職業としてのバーテンダーを、楽しくてやり甲斐のある仕事と語る。
これからも、多くのお客さんに美味しいお酒と楽しい会話、そして特別な時間と空間を提供してくれることだろう。
facebook
https://www.facebook.com/Bareasyf/
インタビューを終えて
お酒を作る技術だけではなく、様々なスキルが要求されるお仕事だと感じました。
梶谷耕司さん、ありがとうございました!
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山陰ペディアの名ばかり委員長。
担当はシステム、デザイン、ライティング。
本業はWebプロデューサー。
好きな事は、ゲーム・アニメ・お酒を飲むこと、歌うこと。
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[…] カウンター越しでは、Bar easy Fの店長、梶谷さんとの会話を楽しめます。真面目な雰囲気の中にもユーモアがあり、終始楽しい時間を過ごせました。お酒の話はもちろん、日々の他愛もないことから悩み相談もアリかもしれません。梶谷さんが、また来たいと思える時間を作ってくれることでしょう。 […]
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