役者の大上ケントさんの出演
コンセプトムービー『Prologur End』
今回は、鳥取県米子市出身で役者として活動中の大上ケントさんの登場です。よろしくお願いします。
大上ケントさんの活動
自己紹介
役者をやらせていただいています。大上ケントと申します。よろしくお願いします!
コロナ禍でに役者活動
ここ最近役者としての活動は、どのような状況でしょうか。
コロナ禍ということもあって、決まっていた舞台が全部キャンセルということもありました。2021年の夏にステージに立たせていただく機会がありまして、そこで久々に役者復帰、という感じですね。
コロナ禍で色々なことがキャンセルとなり、どのような心境でしたか。
やはり心境としては芝居したい、芝居したいという思いが脳みそを駆け回っていました。その間に配信活動をやっていました。
自己研鑽に励んだり、自分を高める時間に充てたりして、有効活用をされたと思います。役者に限らず表舞台に立つような方々は、この期間本当に大変な思いをされていることと思います。ようやく状況が戻りつつあった中で、また変異株が出ているという状況です。
また色々なことが中止になることが心配ですので、その間に勉強がてら色々な映画を見たり、アクションのために筋トレをしています。
活動は多岐に渡る
陰で色々とやっているんですよ。やはり芝居は芝居、配信は配信、遊びは遊びと、オン・オフを切り替えながら色々とやっています。
ちらほらはいますね。やはりこのご時世なので会う機会は少ないですが、チャットで意見交換をすることはあります。
規模は小さいですが、あるはあります。今やっているYouTubeチャンネルもそうですが、役者同士が仲間をかき集めて映画をやってみることもあります。
大上ケントの素顔に迫る
幼少期・学生時代
一発で言うと『人間不信』ですね(笑)幼少期はずっと親しか信じられなかったので、映画ばかり観ていました。3~4歳の頃からターミネイターやエイリアンばかり観ていました。親戚のおじさんにこいつ大丈夫かと言われるくらい(笑)
単純な人見知りですね(笑)究極の人見知りです。今は大分改善されていますが。
全然そんな風には感じませんでした。役者や現場の仕事は知らない人の前で演技をしたり、顔を合わせることもありますよね。
それはあまり困らないんですよね。仕事のオン・オフを分けているのもあると思いますが、プライベートだと固まっていますよ(笑)職業魂をオンにしていますね。
役者を志したきっかけ
きっかけは高校の頃、進路を何も考えていなかった時に、特撮ヒーローモノを観ていたら、ふと「あ、特撮ヒーロー出たい!」って。ただそれだけですね。ウルトラマンシリーズは色々観てきたのですが、やはりかっこいいです。こういう役者になりたいという志ができました。
サンミュージックアカデミー東京校に入学
2009年にサンミュージックアカデミー東京校に入学されます。
入学のために高校を出てからすぐに上京しました。事務所直属の養成所みたいなところです。そこでレッスンや社内オーディションを受けたり、CMの案件をもらってオーディションを受けに行くということがメインでした。
よく見る芸能人の方から講義を受けました。例えばブッチャーブラザーズのぶっちゃあさんからレッスンを受けたこともありました。レッスンも様々で、セリフの読み合わせとか、バラエティ番組のシミュレーションをすることもありました。クイズ番組風なジェスチャー、伝言ゲーム等もしました。
『ワーストギア』
そこから映画『ワーストギア』に出演されます。この作品について簡単に教えてください。
所謂ヤンキーアクションです。ヤンキーの集団の中でも、勉強しすぎて頭がおかしくなった、天才と呼ばれるキャラクターを演じました。
この作品にはオーディションで参加が決まったのですか。
元々そこの制作会社さんのエキストラとして何作品か参加させてもらっており、しばらくしてメインキャストの一人として出させていただけるようになりました。
演じる中で難しかったところ、工夫したところはありますか。
とことん台本にない演出が飛んできたので、そこに対応するのが当時恥ずかしがって全然できなかったという印象があります。今見ると、もっとこうやっていればよかったと後悔しています。
自主製作映画『Xroad~クロスロード~』
『Xroad~クロスロード~』は力作でした。脚本や監督も担当されましたね。
脚本、制作から上映に至るまで丸一年かかった作品です。元ヤンのクールな刑事と元ヤンの極道の組長、ヒロインの新人女刑事、ベテランの刑事が色々な戦いを繰り広げます。元ヤンキー同士だった二人が、一人は刑事、一人は極道と道を違えて互いのわだかまりをぶつけ合うアクション映画です。
ダブル主演ということでしたが、もう一人の主演をされた方は?
クリエイターさんで、映像制作や役者、一人芝居もされたことのある、多方面で活躍されている方です。その方とは仲が良く、何かある度にやってくれないかとお願いしたら二つ返事で応えてくれる方ですね。めちゃくちゃ頼りにしています。
脚本や監督も担当ということで苦労されたことはありますか。
やはりほとんど裏方、編集関係も全て自分で行っていたので、胃に穴が開いてしまうのではないかというくらい苦労しました。第一回目の上映はトラブルもありましたが、再上映の際にはもう燃え尽きたかのような達成感がありました。やっとできた、という思いでした。
父親が偉大なプロモデラー
ブログをやっていて、タイトル名でピンと来る方もいらっしゃるかもしれません。『自称米子のプロモデラー』というブログで、主に建築模型を作ったり、プラモデルやフィギュアの仕上げをやっていて、制作過程もアップしています。
尊敬しますし、100%を120%にするような方です。
プラモデル関係のワークショップもされているとお聞きしました。
プロモデラーとしてのお父様ですが、父親としてはどのような方ですか
やはり映画やアニメ好きであることや、オタクの遺伝子ですかね(笑)エアガンのシューティングも影響を受けていると思います。
テレビゲームが大好き!
ゲームがすごくお好きなイメージですが、年間でどのくらいゲームをされていますか?
年間ですか。数えられないですね(笑)とは言え1本を極めて長時間プレイしているので、年間で両手入るか、くらいでしょうか。
いやあ、絞り切れないですが…ここ最近ですとバーチャファイターの新作である、バーチャファイターeスポーツですね。
向いている役
向いているというか、お話があればもう何でもやらせていただきます、という意気込みでやっています。頂いた役に徹底的に取り組むという姿勢でいます。
山陰で役者としてやっていくのは、案件の少なさから難しさもあると思いますが、どのようにお考えですか。
とある有名な役者さんとお話をさせていただいた際に、「無ければ、自分から作っちゃえ」という言葉を頂きました。無いからこそ場を作ろうという考えで、今映画作りをしています。
大上ケントの未来
今後5年後、10年後どのようになっていきたいですか。
いつ花が咲くかは分からないですが、やはり芝居を続けていきたいという気持ちが大きいです。
役者になりたい、芝居がしたいという若い子達にメッセージがあればお願いします。
とにかく一度決めた道は諦めず、挫折することもあるでしょうが、諦めないことです。
最後に
読者へメッセージ
私はかれこれ12年役者をやっており、あまり名前は知られていないかもしれません。これからいつ花が咲くかは分からないですが、いつか世に出られることを信じて一生懸命役者や配信活動をやらせていただきますので、これからも大上ケントをよろしくお願いいたします!
今回の鳥取×働く人は役者の大上ケントさんでした。大上さん、ありがとうございました。
大上 ケント(おおがみ けんと)
役者
1990年11月24日生まれ
鳥取県米子市出身
極度の人見知り、人間不信、学生時代の大上は心を閉ざしていた。厳格な父親は有名なプロモデラーであり、怒らせたら恐ろしい存在だ。しかし、同級生を信じられない大上にとって信じられるのは家族だけ。
父親の影響で幼少期から映画鑑賞に耽る。もちろん、世代ではない映画から最新のものまでチェックした。最初は父親に褒められたくて映画を観ていたのかもしれない。父親との共通言語が映画だった。
高校生の頃に特撮ヒーローにハマる。当時の大上の眼に輝いて映った。『自分もヒーローになりたい』、動機はこれだけで十分だった。
その後、サンミュージックアカデミー東京校に入学する。テレビや舞台で見たことのある芸能人からレッスンを受ける事もあった。演技のレッスンだけではなく、バラエティー番組やクイズ番組でのリアクションや立ち回り方を学ぶこともあった。
エキストラで何作品か出演させてもらっていた制作会社から『ワーストギア』という作品のメインキャストの一人に抜擢される。大役というプレッシャーや、とことんアドリブを求められる現場に委縮してしまい、本領を発揮出来なかったと大上は語る。
故郷である鳥取県へUターン。地方で役者という仕事を成立するために模索し始める。
仕事がなければ作ればいいと自主製作映画『Xroad~クロスロード~』を発表。W主演の片翼、監督と脚本まで勤め挙げた。
コロナ禍以降は決まっていた舞台の仕事が全キャンセル。
2021年夏に久方振りの舞台仕事が決まる。
久しぶりに立つステージの上から見える景色は、大上にとって心地良いものだった。
twitter
https://twitter.com/kentoogaM2
インタビューを終えて
今回は私が撮りたい映像のために大上さんに演技をしてもらいました。
大上ケントさん、ありがとうございました!
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山陰ペディアの名ばかり委員長。
担当はシステム、デザイン、ライティング。
本業はWebプロデューサー。
好きな事は、ゲーム・アニメ・お酒を飲むこと、歌うこと。